熊本へ産地研修へ行くの巻〜①〜

7月初旬、夫婦で熊本へ

初のイグサ農家さんへの実地研修も兼ねて研修会へ行ってまいりました。

前日まで雨に困らされていた熊本。

当日は雨も降らず暑すぎずいい感じ♪

出迎えてくださった肥後物産の社員の皆様。

2回目なのですがいつもみなさん温かい。

会社って社長の人当たりが出るんですよね。

若手の子達もいつもにこやか😊

いい会社なんだなぁ〜と思いつつ…

まずはマジメに座学でいぐさについて学びます。

い草のあれこれを学ぶなんてなにを学ぶの?と思いますよね。

現状の生産状況からこれからの傾向。

い草の成長を資料や実物を見ながら細かく教えてもらうんです。

驚きの話は平成元年、5460軒あった農家さんが令和5年の現在は296軒にまで減ってしまっていること。約30数年で八代の風景はガラリと変わりました。

そんな現状頑張っている後継者の農家さんの平均年齢も60代…

私達が必死にお伝えしたいい草の良さを守り続けてくださる農家さんの現状に畳屋さんとして何かできないものかとちっこい頭を捻った半日でした。

その昔、緑のダイヤと言われたい草も生活環境が変わり、家の作り方も変わり、需要がどんどん減っているのです。

我が家では、ほぼ国産表を使用していますが、実際の国内の市場シェアはなんと80%が中国産や化学表。

借家や、新築の物件などのほとんどは国産が使われていません。

これでは…農家さんも、もちろん畳屋さんもこれから先の未来が心配。

だって、い草農家さんを守る術は国産の良さをたくさんの人に知ってもらい使ってもらわなければなりません。

本当に丁寧に育てられた熊本のい草達はとても綺麗なんです。

美味しそうなくらい🤭✨

青々とした大地に広がる緑の絨毯は風にそよぎ、雨をもろともせず堂々と立ち、みんなまっすぐに上を向いている。

その姿を見れば、きっと皆さんにも伝わると思うんです。

これは、いままで畳屋家業に入って、真の姿を見なかった嫁の私は一面のグリーンと農家さんの育て上げる姿に感動したから伝えられることなんだと思います。

そんな姿をまざまざと見て思うのです。

絶対無くならない。

絶対なくしてはいけない。

畳の良さと過ごしやすさは日本人の心の中にあるもので、みんなどこか大好き。

ただ、和室のイメージやメンテナンスなど、どうしても敬遠してしまうんですよね。

わかります。

そんなん、畳屋にはわからんやろ!?

思いますよね🤭

実は私達、結婚したてで建てた家には畳が一枚もなかったんです🤣🤣🤣

旦那さんがね、フローリングに憧れたんです。

でも、もちませんでした。

すぐに起き畳を敷き詰め、数年後には大工工事で畳を埋め込みました🤭🤣

私達畳屋さんでこそ、フローリングへの憧れや使い勝手をわかっていつつ、でも畳の方がいいという利点をもっと伝えていかなければと思うんです。

座学で1ページずつ説明してくださる資料も大したもの!実験材料まで作られ、イグサのノウハウが詰まってる。

これは、全国の畳屋さんがするべきお勉強だと思いました✨😊

さぁ、座学で詰め込んだ知識を元に、農家さんの懐へーーーーー!

産地研修②へ続きます😊

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三重県四日市、イオン四日市北店すぐの富州原で
約200年畳屋しています。
畳はもちろん、襖、網戸、障子まで自社施工にて
丁寧に対応させていただいています。
細かなご相談もお気軽にご連絡ください。
毛 利 畳 店
三重県四日市市平町10-6
☎0120-650-382
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この記事を書いた人
毛利美保子
もうり みほこ

毛利畳店 六代目女将

鹿児島生まれ花屋の娘として育ち、高校卒業後京都のバスガイド、歯科受付助手、花屋の店員など様々な仕事を経験し、介護福祉士の資格を取るに至る
そのいろんな仕事の経験を活かしながら、現在では畳屋の営業、障子・網戸職人として畳屋の一員を担う
趣味は一眼レフカメラ Nikon5500を愛用中
将来の夢は、娘との二人で海外旅行・トリマーにもなりたいと密かに願っている